僕等のネイロ
葵くんの家に着くともうそこには翔くんも水城くんも揃っていた。


「んで??なんだよ葵。話って何??」


「話は悠菜からしてもらいまーす」
葵くんが言った。


「私!?」


「おう」


「えぇーっと…PEACEFUL recordsって知ってる??」


「当たり前じゃん。超人気アーティストがいっぱい所属してるところだろ??」


「うん。お父さんねPEACEFUL recordsの社長なんだ」


しばらく沈黙が続いた。ここは私が喋るべきなのかな…。


「だから…お父さんに頼めばPEACEFUL recordsでCD出せると思うし…メジャーデビューもできると思うんだけど…」


「まっまじかー!!!!!」


「っちょ翔くんうるさいよ」


「PEACEFUL records!!PEACEFUL records!!やっばいじゃん!!」


「んで、PEACEFUL recordsに入れてもらえるように頼むか決めようって話なんだけど…」
葵くんが言った。


「そりゃPEACEFUL recordsがさぁ…俺らの所属になったらすっげぇだろ…入りたい!!」


「うん。俺も」


翔くんも水城くんも葵くんも入りたいみたい。


「じゃーお父さんに頼んでみるね??」


「よろしく!!」


こうして私達は夢に向かって歩き出した。
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