僕等のネイロ
「好きだから??意味分かんない」


「俺のこと好きになってほしいから…だよ」


「だって悠菜」


「え!?」


葵くんは私の存在に気がついた。


「好きなら…ヤンキーやめてよ!!」


思わず叫んでしまった。


「もう…葵くんなんか…好きじゃない…もうバンドもやめる!!」


「違う!!悠菜、聞いてくれッ!!」


「何が違うのよ!!今私この目で見たもん!!そこの男の子をカツアゲして…煙草吸って…あげくのはてに煙草を顔におしつけて!!これの何が違うっていうのよ!!」


「今日でやめようと思ってたんだ!!」


「嘘よ!!本当に好きなら好きになったその日にやめるでしょ!?普通は!!」


葵くんは黙り込んでしまった。


「まぁでもこれで心置きなく直人の所に行ける…」


「え…??」


もう…葵くんなんて…キライ。
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