【短編集】恋の花咲かせてみませんか?

「…起きたんだろ?」



バサッと、布団が宙を舞う。



それと同時に、思い出した……。


「ぉっはよ…。」


とりあえず、朝の挨拶。


布団を綺麗に畳みながら、やれやれって顔してるのは私の家の隣人。



いわゆる、幼なじみ君。


「ほらっ、起きたなら洗面所行って顔洗って来いよ。」


母親かっ!って突っ込みたい所だけど、昨日の今日だから大人しく言う事を聞く事にした。
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