【短編集】恋の花咲かせてみませんか?
彼は私に気が付くと、「あっ」と声にならない位の声を出した。


「えっと、学ランの子だよね?」

「そうです。わざわざすみません!」

「大丈夫だよ。てか、オレら同い年だから敬語じゃなくていーよ。」

「あ、はいっ。」

「ハハッ。あ、これ。」


学ランの入った紙袋を渡してくれた。


「ありがとうございます!」

「うん。」

「でも、困りませんか?」

「大丈夫。替えがあるし。何ならこれで大丈夫だから。」

そう言って自分が着ているジャージを見る彼。
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