僕らの恋が終わる前に、
いつも、かぷかぷと笑うように話す
桔平の声とは裏腹に
冷たくて背筋が凍る。
あ、悪い電話中やった?って
大悟は部屋の中に戻るけど
「えと、女の子もいるよ?」
「ふーん。」
正直、助けてって感じだった。
「・・・桔平?」
「楽しい?」
昼間みたSNSの写真が、
なぜか今この瞬間にフラッシュバック。
「・・桔平こそ、昨日楽しかったくせに。」
「は?」
本当に、私は嫌な女だ。
「可愛い女の子に囲まれて、
私なんにも知らなかったよ。」
「・・昨日返事なかったから、
言うタイミングなかったんだよ。」
知ってる。
桔平が優しいことくらい、
いちばん知ってるよ。
「ってか、そっちこそ何なの。
何でこんな時間に男といんの。」
別に、浮わついてたわけじゃないよ。
そんなんじゃないのに、
上手く言葉にして言えなくて。
「っ桔平だってっ
ぐすっ...そうじゃんっ」
桔平は心配して怒ってる。
怒りたくて怒ってるわけじゃないのに、
一度落ちた涙は止まらなくて。
「っうう、意味わかんないよっ」
桔平を攻めてる自分が嫌だ。
離れて分かった。
自分はこんなにも嫉妬深いんだってこと。
「桔平といると苦しいよっ、。」
こんなにも、好きなのに。