ヘタレなオレの君への想い。


ナオと一緒に学校を出て、オレの家の近くにある公園にやって来た。

公園までは気まずい雰囲気で、お互いにどうでもいい事を話してた気がする…。



ベンチに座ったナオの横に並んで座る。


重い空気の中、ナオが静かに話し出した。


「…こういう事言うのはおかしいかもだけど。」

「うん。」

「オレ、チサを誰にも譲りたくないんだ。」

「うん…。」


………分かるよ。


「覚えてるかな?中学の最後の地区大会でシュンの中学とうちの中学が試合したの。」

「あ~、うん。覚えてる。」

「応援にチサや栗原さんが来ててさ。」



…あぁ、思い出した。

最後の試合だったから、うちの中学が負けてチサが泣いてた。

家までの帰り道で、

『シュンのバカ~!何で負けちゃうの??』

って、オレに抱き着いてた。

こっちが泣きたいのに、何でチサが泣くんだよって思いながら泣き止むまで頭を撫でてたっけ…。



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