ヘタレなオレの君への想い。

ナオは顔を上げて空を見て言った。


「だけど、朝から一緒に学校に行こうって誘ったあの日、チサが返事くれたんだ。顔真っ赤にしてオッケーくれて。オレ、凄い嬉しくて。告って良かったなぁって思った。」


思い出したのか、照れて赤面するナオ。


「何かごめんっ……。オレ1人で喋ってるよな?」


そう言いながらオレの顔を見る。

ジッと見つめてくる。


「…チサが言ってたんだけど。シュンがオレと付き合って良いよって言ってくれたって。」


…何だか息が詰まりそうだ。クラクラする。


「でも、良かったなって言ってくれないって悩んでた。チサはシュンにおめでとうって言って欲しかったみたいだよ?」





…言うんだ。


オレもチサが好きだって。


言わなきゃ……………っ。



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