MAYBE TOMORROW
そして結局その年も部活でお兄ちゃんの文化祭には行けず
十二月に暦は変わっていた。

もう最後の一枚だ。

「さびしいクリスマスか~~~」

そんな孤独な十二月のある日、わたしにやっとこさ
救いの手が差し伸べられたのだ。

夕食のときにオニイチャンがさもあの時の借りを返してやると
ばかりに大仰に構えていう。

「二十四日な、キャビンでクリスマス会やるけどオマエも来るか?
この前のパフェ、食わしてやるよ」

「パフェってナニ?」

パフェのことなんてすっかり忘れてた。いったいいつのことだか?
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