MAYBE TOMORROW
オニイチャンは正式にプロ契約を白紙に戻し、就職した。
食料を扱う中堅の商社にだ。
彼は面接時に南米担当を希望し
「それが叶うなら入社する。その代わり、絶対に損はさせない」
と大見得を切り見事に合格した。
でもこれには後日談があって、実は「あんなふざけた学生は即刻落とす」
と面接官は言ったらしいのだが、
たまたまオニイチャンの「ふざけた大見得」が人事部長から役員、
そして専務から副社長、ついには社長の耳に入るに至り
「そのふざけた学生を俺が直接見てやろう。すぐに呼びなさい」
との社長命令が出されたらしい。
食料を扱う中堅の商社にだ。
彼は面接時に南米担当を希望し
「それが叶うなら入社する。その代わり、絶対に損はさせない」
と大見得を切り見事に合格した。
でもこれには後日談があって、実は「あんなふざけた学生は即刻落とす」
と面接官は言ったらしいのだが、
たまたまオニイチャンの「ふざけた大見得」が人事部長から役員、
そして専務から副社長、ついには社長の耳に入るに至り
「そのふざけた学生を俺が直接見てやろう。すぐに呼びなさい」
との社長命令が出されたらしい。