MAYBE TOMORROW
「お兄ちゃんはどこで何をしているの?」

そして
「いつ、帰ってくるの?」

これがあの日以来のわたしの四半世紀、二十五年だ。

だからきっと、わたしの半生はなかったに等しいのかもしれないし、
わたしの人生は十八で終わったのかもしれない。
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