MAYBE TOMORROW
当たり前にオニイチャンも高校の二年生になったのである。
あいかわらず音楽活動?にいそがしい毎日だ。

わたしも部活にそれなりに頑張ってたけど、「お兄ちゃんとのこと」
にまるで進展もカイゼンもないことでやはり悲しさはつきまとっていた。

いまだに名前もわからぬままだ。
お兄ちゃんはたまにはうちに来ているのだろうか?

せめてわたしが逢えないだけで来ていてさえくれれば、とおもう。

そして暑い夏が終わり今年もまた文化祭の季節が近づいてきたある日、
とうとうわたしにもエンジェルが舞い降りたのだった。

それは水曜日の夜の九時ころだった。下からお母さんの叫ぶ声がした。
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