残念な転校生君
「えっと...あ、そこの空いてる席に座ってくれ」



「はい」



え、ちょっ!








イケメン転校生の日向君が私の隣の席に座ったのだ。







(ど、どうしよ...心臓バクバクだよ...よろしくくらい言った方がいいよね)




「あ、私、高橋葵って言うの。隣よろしくね」


平然を装って言ったつもり。でも声は震えていた気がする。


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