Q. ねぇ、先生、これって恋なんですか?[完]
そこには、

颯人くんと私の写真が。

『あーこれ、昨日のやつだー
って、なんでこんな写真があるの?』

「聞きたいのはこっちだよ。
ももかちゃん好きな人いるって言ったよね?
なのになんで颯人くんといるわけ?」

ももかちゃんはいつもの可愛い笑顔とは正反対の
怖い顔でこっちを睨んできた。

『クレープ食べに行こって言われたから。。。」

「言われたら行くの?
颯人くんのこと好きじゃないんでしょ?」

『なにそれ、好きじゃないと一緒に
クレープすら食べられないの?』

「じゃあさ、颯人くんのことが好きな子から
してみれば、それ見てどう思うと思う?
そういうこと考えたことある?」

「しかもさ、ゆいちゃん、
橘先生にも好かれててさ。
ずるいよ。ほんとに。」

なんで、そうなるわけ。

友達にすらなっちゃだめなの?

意味わかんない。

しかもなんで橘先生をそこでだしてくるの!?

好きとかわかんない。

「もういいよ、ゆいちゃん。」

そう言って、泣きながら教室を飛び出していったももかちゃん。

「新井さんひどいね」

「なにあれ、新井さんがなかせたの?」

「新井さん、颯人くんも橘先生も
 独り占めってかんじ?
 調子乗ってるんじゃね?」

なんで、なんでそうなるの?

こわい。

もうわかんない。

たすけてよ、だれか…


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