夢の言葉と失われた追想【夢の言葉続編④】

あんな低い声の悪そうな口調にドキドキするって…。
全く、悪い男に引っかかりそうで心配だ…///。

俺は「はぁ〜ッ。」と溜め息を吐くと、純粋な瞳で見つめているアカリの後頭部に片手を回して唇を重ねた。

誰にも渡したくない。
そんな気持ちが溢れて、演技の事なんて一瞬で頭から飛んでいた。


「…さっきの続き、してやる。」

可愛い天然ドMのアカリを目の前にしたら、俺のドSスイッチもすっかり自然にONになっていて…。唇で耳元や首筋を愛しながら、抱き上げた彼女を和室に連れて行った。
布団の上に座ると自分の膝の上に乗せたまま、逃げられない様に抱き締めて前戯を始める。


「ん、っ…ぁ。…ヴァ、ロン…ッ///。」

「…アカリ、可愛い。
もっと、俺の名前…呼んで?」

腕の中で火照った身体を捩らせて甘く鳴くアカリに、俺もあっという間に熱くなって…。求め合うままに深く深く繋がって互いを感じ合った。

……
………。
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