夢の言葉と失われた追想【夢の言葉続編④】
「……悪い、ふざけ過ぎたな。……。
これ以上絶対に近付かねぇから、もう少しこのまま居させて?」
ヴァロンのその言葉の後に、パシャンッと、湯船が揺れる。
チラッと顔だけ振り返ると、彼も私に背を向けて湯船に浸かっていた。
……。
変装を解いたヴァロンの白金色の髪がお湯に濡れて、毛先から滴る雫が首筋につたり落ちる。
肩と背中の逞しい筋肉。
ホントに綺麗で色っぽくて、惹きつけられてしまう。
「///……ごめん、なさい。」
少し冷静になった私は小さく呟いて、ゆっくりとヴァロンに近付いて…。手を伸ばして肩にそっと触れた。
「は、恥ずかしかった…だけ、なの///。
嫌なんかじゃ、ない…から……///。」
そう言うと、ヴァロンは控え目に顔だけ振り返って私を見てくれた。
瞳が重なって、ドキンッと心臓が跳ねる。