男!?な彼女とかわいい彼氏

ハイ?それはほんとですか?

「あのさ...俺、もう我慢できんよ」
「は?」
俺等はいま裏庭にいます。
ってゆーか今放課後。
友里を呼び出してがんばってる俺。
「あの...」
「何だよ」
おーこわっ。機嫌悪いんだかなんだか知らんが
そこ等の男子より怖い...
「おい、とっとと言えよ。俺はやくかえりてぇんだけど」
キレ気味だぁ...。
「わかった。あの!友里さん!俺とつきあってください!!?」

ここで10秒ぐらい沈黙...。
「え?」
やっと口を開いたと思えば...
「っちぃともっかいいってくんね?」
「無理無理無理無理」
俺が否定すると、
「んー。だったらどーだっていいわ、かえるし。バイバイ。」
「あぁ!!ま、まってよ!もう一回言うから待って!?
 あの、俺と付き合ってくださいよって言ったんだけど!」
友里の顔は機嫌いいときみたいな?顔にもどり、
「フッ、そんなん帰り道にでも言えばいいジャンけ」
「そ、そうですか...で、どうなんでしょうか...」
友里はちょっと悩んだような手振りもみせ、
「べっつにいいけど。こんな俺でいいんなら。」
「え!?」
俺も友里が言ったように聞き返す。
「もーいわねーよ」
「ぅっしゃ...」
思わず小声で言った。

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