お稲荷様のお呼びです!
またふわっと浮かび上がり、私のすぐ目の前までやって来た美少女。
うわぁ……この世にこんな美しい子がいたんだ……
どんな育ち方したらこんなに美しくなれるんだろう。
美少女を観察していると、風でぐしゃぐしゃになった私の髪をとかしながら美少女が私の顔をじっと見つめてくる。
「お主、名前は?」
「え……と、東 千代です」
「千代か……いい名だな。わしの名前は伽耶(かや)という。どうかこれまでのことを許してはくれぬか?」
「気にしないでください!私が撮影邪魔してたのですから!!」
「千代。今までのは嘘偽りのないことであって、撮影とやらではない」
「ふぇ?」
撮影じゃ……ない?
拍子抜けた声がやけに響く。