ワケありルームシェア
「いただきます。」
気づけばもう完璧に日が落ちている。
外は暗い。だけど、蝉の声だけはしっかりと聞こえる。
「そういえば、今年蝉が出るの早いよね?」
「……そう?今年は暑いからじゃない。」
「暑いと早く出てくるの?」
「確かね。」
「蝉ってすごいね。」
何がすごいのかは分からない。
「……哀川さんって不思議だよね。」
「えっ?ふ、不思議?」
「うん。」
「そんなに変なことしてるかな……?」
真剣に考えているつもりだろうけど、その動作もゆったりしている。
でも、焦る時はしっかりと焦る。
「見てると面白い。」
「えぇ!?私何やってたんだろう………。」
「哀川さんってわかりやすいよね。」
「それはよく言われるよ。そんなに顔に出てる?」
自覚症状なしか。
そんなにって言うか……。
「喜怒哀楽がハッキリしてる。あ、でも怒ったことないか……。」
「こ、これでもババ抜きとか心理戦は得意なんだよ。カードゲームは好き。」
「え、意外。」
それから結構話し込んでしまい、結局寝るのは12時近くとなってしまった。
ルームシェア7日目、終了。
気づけばもう完璧に日が落ちている。
外は暗い。だけど、蝉の声だけはしっかりと聞こえる。
「そういえば、今年蝉が出るの早いよね?」
「……そう?今年は暑いからじゃない。」
「暑いと早く出てくるの?」
「確かね。」
「蝉ってすごいね。」
何がすごいのかは分からない。
「……哀川さんって不思議だよね。」
「えっ?ふ、不思議?」
「うん。」
「そんなに変なことしてるかな……?」
真剣に考えているつもりだろうけど、その動作もゆったりしている。
でも、焦る時はしっかりと焦る。
「見てると面白い。」
「えぇ!?私何やってたんだろう………。」
「哀川さんってわかりやすいよね。」
「それはよく言われるよ。そんなに顔に出てる?」
自覚症状なしか。
そんなにって言うか……。
「喜怒哀楽がハッキリしてる。あ、でも怒ったことないか……。」
「こ、これでもババ抜きとか心理戦は得意なんだよ。カードゲームは好き。」
「え、意外。」
それから結構話し込んでしまい、結局寝るのは12時近くとなってしまった。
ルームシェア7日目、終了。