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螢side
それから何もすることが無くやっぱり時間が過ぎていく。
何話せばいいのかわからないし、何を話したいのかがわからない。
でも、哀川さんは見てるだけで面白い。
1人で百面相しちゃって。
_______________ピーンポーン。
「誰かな?見てく、」
「どうせ澄だから出なくていいよ。」
「えっ、でも……。」
ど、どうしよう…と僕の顔と玄関を何度も見る。
『あっれー、いない感じか?』
外から声がする。澄の声だ。3日連続で来て一体なんのようなのだろう。
どうせあいつが暇だからなんて理由じゃないだろうか。なんて、自問自答してみる。
『せっかく弓景眞白先輩に出会ったのになぁ。』
「まっ、眞白先輩!?」
「うるさい。」
「あ、ご、ごめん。」
バッ、と口を抑えるがもう遅い。澄にはしっかり哀川さんの声は届いていたみたいで。
『なんだ、いるじゃん。じゃあ、勝手に入っていっか。』
そしてカチャカチャと不思議な音が玄関から鳴る。
「な、なんの音かな…。」
「あいつ…………。」
なんとなく予想がつく。
そして、最後には扉が開く音。
「螢、澪月、やっほー。」
「あれ?何で?」
「入ってこないでよ、不法侵入でしょ。」
「螢がどうせ澪月を止めたんだろ。」
「哀川さん、大家さんに言いに行こう。」
澄が指でくるくる回しているのはここの家の鍵。きっと、前来た時にでも調べて作っておいたんだろう。
それから何もすることが無くやっぱり時間が過ぎていく。
何話せばいいのかわからないし、何を話したいのかがわからない。
でも、哀川さんは見てるだけで面白い。
1人で百面相しちゃって。
_______________ピーンポーン。
「誰かな?見てく、」
「どうせ澄だから出なくていいよ。」
「えっ、でも……。」
ど、どうしよう…と僕の顔と玄関を何度も見る。
『あっれー、いない感じか?』
外から声がする。澄の声だ。3日連続で来て一体なんのようなのだろう。
どうせあいつが暇だからなんて理由じゃないだろうか。なんて、自問自答してみる。
『せっかく弓景眞白先輩に出会ったのになぁ。』
「まっ、眞白先輩!?」
「うるさい。」
「あ、ご、ごめん。」
バッ、と口を抑えるがもう遅い。澄にはしっかり哀川さんの声は届いていたみたいで。
『なんだ、いるじゃん。じゃあ、勝手に入っていっか。』
そしてカチャカチャと不思議な音が玄関から鳴る。
「な、なんの音かな…。」
「あいつ…………。」
なんとなく予想がつく。
そして、最後には扉が開く音。
「螢、澪月、やっほー。」
「あれ?何で?」
「入ってこないでよ、不法侵入でしょ。」
「螢がどうせ澪月を止めたんだろ。」
「哀川さん、大家さんに言いに行こう。」
澄が指でくるくる回しているのはここの家の鍵。きっと、前来た時にでも調べて作っておいたんだろう。