君を、ずっと。【完】




「美羽?神山じゃないって…なんで、」



「私の…私のせいだ…、っ」



あぁ、やっと


思い出した




なにもかも、全部


あの日なんで泣いていたのか

なんで、車の前を避けなかったのか




いなくなりたかったんだ



君の


神山の前から




いなくなりたかった


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