君を、ずっと。【完】





「かみ―…、」


「やっと見つけた」


いるわけないのに

幻覚まで、しかも幻聴も


一年も声聞いていないくせにまだ覚えてるなんて



私の体も、成長してない。



どんどんと近づいてくる、幻覚の、彼。


だけど目の前に来た時、逃げられないように腕を掴まれたその感触が

すぐに私の思考を変えた―…

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