君を、ずっと。【完】




特定の女を作ったことがない。

だけどそれ以外は、いるということ。


確かにその理由は、気になる。

けど私が今更気になったとこでどうすることもできないし。



それに、


「なんで…わざわざそれを私に?」

「わかんない?」


隣にいるすみれは静かに黙っていて


シーンと静まりかえる三人のいるこの空気に



岸君の声だけが、響いていた。


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