君を、ずっと。【完】
「いや…大人ってそりゃ、いったけど、まさか…ごめん」
「えっ、どうしてすみれが謝るの?自分で選んだ道だもん。後悔は…、してないよ」
セフレになる、なんて
私から提案したわけではないけど
これでよかったんだって、そう思ってる。
隠してた。だけどずっと好きだった。
今までずっと、連絡すら取るきっかけがなかった。
いつになるかはわからない。
だけどきっと神山のことだから気まぐれで私に連絡をしてくるだろう。
それが誰かの、あとだったとしても。
それでも
「絶対にないって、思ってたあの日々よりはずっと気が楽なんだ」