エリート上司の過保護な独占愛
「何よ、急に」
話を遮られた絵美は不満そうにした。
「その話、裕貴にはしないほうがいい」
いやに真剣な顔をした慎吾に、沙衣も絵美も反論することなく耳を傾けた。
「沙衣ちゃんに悪気がないっていうのは俺もわかってる。だけど、アイツは計算高い女を毛嫌いしてるから。この話はタブーだ」
「計算高いって……沙衣はそんな――」
「わかってる。だけど、知られない方がより安全だと思う。詳しくは知らないけど、昔女がらみで痛い目を見たらしい」
たしかにバーベキューのとき、佑香がついた嘘を見破ってかつ、そういうことをする女性が苦手だと話をしていた。
(もし、課長に近づくために、私が色々と画策していたと知ったら……)
急に怖くなった沙衣の口から「どうしよう」と小さな声が漏れた。
「ちょっと、そんなに心配するようなことじゃないでしょ。本屋での待ち伏せだって、私が行かせたものだし、二次会の幹事の件だって、私が無理矢理押し付けたんだから。それに沙衣は全部課長のためにやったことじゃない」
たしかに絵美の言う通りだ。けれど、結果計算高い行動にとられてしまう可能性がある。
話を遮られた絵美は不満そうにした。
「その話、裕貴にはしないほうがいい」
いやに真剣な顔をした慎吾に、沙衣も絵美も反論することなく耳を傾けた。
「沙衣ちゃんに悪気がないっていうのは俺もわかってる。だけど、アイツは計算高い女を毛嫌いしてるから。この話はタブーだ」
「計算高いって……沙衣はそんな――」
「わかってる。だけど、知られない方がより安全だと思う。詳しくは知らないけど、昔女がらみで痛い目を見たらしい」
たしかにバーベキューのとき、佑香がついた嘘を見破ってかつ、そういうことをする女性が苦手だと話をしていた。
(もし、課長に近づくために、私が色々と画策していたと知ったら……)
急に怖くなった沙衣の口から「どうしよう」と小さな声が漏れた。
「ちょっと、そんなに心配するようなことじゃないでしょ。本屋での待ち伏せだって、私が行かせたものだし、二次会の幹事の件だって、私が無理矢理押し付けたんだから。それに沙衣は全部課長のためにやったことじゃない」
たしかに絵美の言う通りだ。けれど、結果計算高い行動にとられてしまう可能性がある。