エリート上司の過保護な独占愛
「裕貴さん? 話、眼鏡がないと何も見えないんですけど」

「そうだな」

 もちろん裕貴もそのことは、知っている。だからこそ、彼女の眼鏡を取り上げた。

(こんなデレデレした顔、見られたら困る)

 そんな勝手な理由で眼鏡を取り上げられているとはつゆ知らず、紗衣は不満顔だ。

「もう、朝ごはん作ろうと思ったのに」

 ふくれっ面の紗衣の顔を見た瞬間、裕貴はその膨らんだ頬にキスをした。

「いいって、わざわざ準備しなくて。俺の食べたいものはここにあるから」

 裕貴の指が、紗衣の耳をくすぐる。思わずビクリと反応してしまう、素直な紗衣が愛おしい。

「ゆ、裕貴さんっ?」

「ん? あ、言い忘れてた。いただきます」

「ち、違います、もう……ちょっと……んっ」

 シーツの中に潜り込んだふたりの甘い朝は、誰にも邪魔されること無く裕貴がお腹いっぱいになるまで続いたのだった。


おしまい
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