【完】学校1のモテ男と同居はじめました
「な、なんだよお前」
うろたえる2人組。
「こっちのセリフなんだけど。つーか、早く汚い手離してくんない?」
聞いたことない低い声。
「て、てめぇには関係ねぇだろ!?」
「……関係あるから言ってんだけど」
そう言うと洸くんは、チャラ男の腕を掴んでいる手にグッ…と力を込めた。
「いっ…!何すんだてめぇ!?」
「言っとくけど、俺」
洸くんはチャラ男の威嚇を気にもとめず、私の腕からチャラ男の手を引きはがす。
「男には容赦ねーから」
今までに見たことない鋭い視線を2人組に向けて、チャラ男の腕から手を離した。
「っ、行くぞ」
チャラ男の1人がそう言うと、2人は逃げるようにどこかへ行った。