【完】学校1のモテ男と同居はじめました
「…洸くん」
「んー?」
いつも通りにっこりと笑みを浮かべながら、首をかしげる洸くん。
「ありがとう…」
「どういたしまして。でもまぁ、心配させた罰として荷物交換してもらおっかな〜」
「えっ、そんな…」
「罰なんだから文句なしだよ」
ニヤリと笑うと私の荷物と洸くんの荷物を交換させた。
「それじゃー行こっか」
洸くんの少し後ろを歩く。
……罰なんてそんなの嘘だ。
だって、私より洸くんの荷物の方が全然軽いんだもん。
…洸くんって、チャラくてヘラヘラしてて、いい加減でたまに冷めてるけど
…なんだかんだ優しいよね。