【完】学校1のモテ男と同居はじめました





「…洸くん」





「んー?」





いつも通りにっこりと笑みを浮かべながら、首をかしげる洸くん。





「ありがとう…」




「どういたしまして。でもまぁ、心配させた罰として荷物交換してもらおっかな〜」



「えっ、そんな…」



「罰なんだから文句なしだよ」




ニヤリと笑うと私の荷物と洸くんの荷物を交換させた。




「それじゃー行こっか」




洸くんの少し後ろを歩く。





……罰なんてそんなの嘘だ。

だって、私より洸くんの荷物の方が全然軽いんだもん。






…洸くんって、チャラくてヘラヘラしてて、いい加減でたまに冷めてるけど



…なんだかんだ優しいよね。



< 92 / 335 >

この作品をシェア

pagetop