御曹司の蜜愛は溺れるほど甘い~どうしても、恋だと知りたくない。~
だが彼に求められていると思うだけで、早穂子の心は火が付いたように燃え上がる。始の考えていることなんか、相変わらずなにもわからないけれど――喜びで体が満たされる。
思わず彼の首の後ろに腕を回すと、
「俺を煽って……いけないな……」
熱に煽られるように、始が声を押し殺し、ささやいた。
今までずっと、彼と体を重ねるときは、甘い時間を楽しむような抱き方をしていたはずだったのに、今日の始は違った。
ベッドの上で、始から力強く突き上げられるたび、目の前に星が飛ぶ。
まるで早穂子を塗りつぶすかのように、何度も抱いて、早穂子の意識を飛ばしていく。
「あ……っ……」
押さえきれない声が漏れる。
今自分は、いったいどんな顔をして、始に組み敷かれているのだろう。
快楽が強すぎると痛みになるのか、苦しくて、息もできない。
始の鍛え上げられたたくましい体に押しつぶされながら、早穂子はうっすらと目を開けて、始を見上げる。