秘密の陰陽師 【肆】上
第陸章

覚醒


葵side



リンリンリンリンリン




目覚ましの音で目が覚める。




昨日家に帰ってきてからセアロマの事を探ろうと思って色々調べてみたけど結局何も分からなかった…




寝たのは5時過ぎだったし、ものすごく眠い…




うーんと伸びをしてリビングに降りるとおじいちゃんを始め、私以外の家族全員が机に座っていた。




皆すごく真剣な顔をして何かを話しているようだ。





時計を見るとまだ7時だった。





「皆何してるの??」




私が声をかけると皆ハッとした様子で何やら慌て出す




「あら葵おはよう。」




何もなかったかのようにお母さんにそう言われる。





え?!私の質問は無視なの?!





皆のいつもと変わらない様子に少し戸惑った





「何かあったの?」とおじいちゃんに聞いても「何のことじゃ?」と流された。






皆何のこと話してたんだろ?




すっごく気になったけど舜たちが迎えにきてくれる時間が迫ってたので急いで準備をする





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