☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
少しずつ
それから、ずっと愁君と遊んで。
祐璃が迎えに来て。
結局は、いつも通り。
――――――――
「お前、俺の話聞いてたわけ?」
帰り道。私は、祐璃に怒られていた。
「聞いてたよ?」
聞いてたけど…。
「聞いてたなら、尚更。
結局、俺に迎えに来させたよな。」
「だって、愁君と遊んでたら…。
時間早いし…。」
「なに、可愛い事言っちゃってんの。
俺に迷惑をかけない程度にしろよな。」
祐璃が言った。
「なにさ。祐璃は、どこ行ってたの?」
私服だったから、どこか行ったんだろう。
「…教えねぇ。」
祐璃が言った。
「…なっ…!?」
私に隠し事っ…!?