☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
思った事
はぁー…。

1人って、寂しいね…。
しかも、寒いし。

そう思いながら、トボトボ歩く。

もうすぐ、高校。
あと少し…。


「……着いたー…。」

私は言った。

校庭を見ると、みんなが部活をしていた。

野球部、テニス部、陸上部…。

一番目立つ、サッカー部…!


…………ん?

校庭を走っていた、サッカー部。

から…、1人外れて走ってきた。


「……夢璃っ!!」


――ガバッ


そう言って、
物凄い勢いで愁君が抱きついてきた。

「……んぎゃっ…!」

「会いに来たの!?」

愁君が笑顔で言った。

私は、黙って頷いた。


「可愛い可愛い可愛い可愛いー!!」

愁君が言う。

「…1人だったんだもん。」

私は言った。

< 185 / 247 >

この作品をシェア

pagetop