☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~
――愁二――

「寂しかった?」

俺が言った。

「うん。」

夢璃が頷く。

「…あと、愁君に会いたかったっ!」


――ズッキューンっ


「…超ー可愛いっ!!
俺も、会いたかった!」

夢璃に抱きついた。

「…うんっ!」

夢璃が嬉しそうに言う。


そんな時、

「…おい。今、何の時間だ…?」

「……うわっ…。」

智希先輩…。


「…智希だっ!」

夢璃が言った。

「夢璃じゃんっ!」

智希先輩が、一気に笑顔になる。

「…浮気してるー。」

俺がわざとらしく言った。

「……お前、なに言ってんだよっ!
これは…、浮気に入んないからなっ!」

智希先輩が焦って言う。

「………!?」

夢璃は今、気づいたみたいだった。

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