☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~

「今日で、夢璃と登校できるの最後…。」

愁君が悲しそうに言う。

「…寂しい?」

私が聞く。


「当たり前じゃんっ!!

これから、1年間
俺の隣に夢璃がいないんだよっ!?

こんな寂しい事ないしっ!」

愁君が言った。

そんな、アツくならなくても…。


けど、

「…夢璃も寂しい…。」

その通りで。

想像するだけで、寂しい。


「朝から泣かない!
本当、俺が泣きたいぐらいだよ。」

愁君が私を抱きしめて言った。

「ごめんね…。」

「なんで、謝んのっ!」

愁君が言う。

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