☆甘えん坊な彼氏☆~夢璃は俺の~

――卒業生入場

教頭先生の声が聞こえた。


あぁー、緊張する。


拍手がおこる。

ガチガチになりながら、
保護者の間、1・2年生の間を通る。

愁君を見つけたいところだったけど。

今の私には、そんな余裕がなかった。


椅子に座り。

一安心する、私。

けど、そんなのもつかの間。


――卒業証書


「桐谷 智希」

先生の声が聞こえる。

「はい。」

智希が前に出た。


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