I love you forever
「みことは彼氏っている?」
「あ、いえ。いませんけど」
「そっか。じゃあ、好きな人は??」
「いま……せん」
「い、いないのか」
みんなとは少し離れた場所で、実花さんと並んで座っていて、突然実花さんに彼氏はいるかと聞かれた。
女の子同士はこんな話もするのかなぁ?
「じゃあ、オススメ商品を紹介しても良いかな??」
「オススメ商品???」
「そ、オススメ商品!」
何だろう?
オススメ商品って…………??
「あの、オススメ商品って何ですか??」
「ん?ここにいる男子の中で、彼女も好きな子もいないフリーな男子の事!」
そう言い、ニコニコと嬉しそうに微笑む実花さん。
あれ?
何か、楽しんでる???
「えっと…………お、お願いします?」
「何で疑問形??」
あははと、楽しそうに笑う実花さん。
「それじゃあ、私の一押しはね〜♪もう凪から紹介されてると思うけど、あの金髪で赤色のメッシュの彼。柳隆人」
「あ、総長サマ?」
「そそ!総長サマ!!彼オススメだよ〜。カッコいいっしょ?」
「確かにカッコいいですけど…………。彼女も好きな人もいないというのはちょっと意外です」
「あ、やっぱり??」
またあははと、楽しそうに笑う実花さん。
よく笑う人だなぁ………。
「何笑ってんだよ。人のこと指差して」
「あ!隆人!」
実花さんと総長サマの話をしていたら、本人が近づいてきた。
「いやね〜!みことに隆人をオススメしてたところ〜♪」
にまにまと笑いながら言う実花さん。
「あ?オススメ??」
「そ、彼氏にどうですか〜?って」
「お前、何変なことやってんだよ………」
「別にいいじゃ〜ん?隆人フリーなんだしぃ〜♪」
「お前は………」
総長サマと実花さんが何だか口論をしていると、人の一番集まっている場所にいる凪から呼ばれた。
「みーことー!!」
「あ、はい!」
急いで立ち上がり返事をし、実花さんを見る。
「いっておいで〜♪」
「あ、はい。ありがとうございます」
ペコリとお辞儀をし、凪のところへと走って向かった。