オットセイ
でもあたしがいじめを肯定してしまったことで、2対1になってしまったんだ。


だから慌てて合わせてきたんだろうな。


...なんて勝手な仮説を立てながら、蘭の肩に手を回す。


「じゃぁ...1番手は蘭ね。どんな攻撃するか、うちらふたりは見てるから」


「は!?なにほざいてやがんの!?」


蘭の眉間に皺がよって、香水の香りがあたりに充満する。


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