オットセイ
「そっ、それはダメ!」
「は?なんでよ、サエぽん」


優しく話しかけてくれた末さんを裏切るなんて出来ない。


しかも、愛美が死んだ時のあの笑顔...。


なんだかぞっとした。
狂気に満ちたものさえ感じた。


あるひとを虐めたら、いつか、取り返しのつかないことになる...。


そんな気がしてならない。


< 97 / 105 >

この作品をシェア

pagetop