最低男子
いつも通り、ご飯を食べて…いつも通り、お風呂にも入って一緒に布団に入った。
いつも通りすぎて寂しい。
でも、仕方ない。
喧嘩するよりはマシだよね!
陸におやすみのキスをされて…寝ようと思った瞬間。
「何もない限り、一生紗菜といるよ」
と、
言った。
でも、1つ気になることがある。
『何もない限りって何?』
「とりあえず、お前が俺の事を好きなくらいお前を愛してる」
『私には負けると思うけど…』
と、
言うと…「じゃ、ちゅしてみろ」。
っていうから、陸にキスをしたけど…勝てる気がしなかった。
『んっ、くるしい』
部屋にちゅっていう音が響いてる。
何だか、冷静になると恥ずかしかった。
陸のキスは止まることを知らない。
「紗菜、大好きだよ」
『私も大好き』
「もう言わねぇからな」
『いっぱい言って』
と、
言って抱きつくと笑ってキスをしてくれた。
『幸せ。ありがとう』
「こちらこそ」
え?本当に陸?
って、いうくらい素直だった。
何か、企んでる?と、思ってしまうけど…たまには素直に受け止めよう。