浅葱の贖罪
私は、支度を整え葉月を待っていると、パタパタと忙しくこちらに何かが近づいてくる音がした。

葉月だった。

それも、普段はしない、化粧をほどこし、着物も明るい色で、色白な葉月にとても良く、似合っていた。

「待たせてしまって、すみません。」

葉月は、紅色の紅を引いた綺麗な口を動かして、そう言った。

私は、思わず葉月に、見とれてしまった。
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