浅葱の贖罪
嫌な予感が、した。

「葉月?どうしたんだ?」
再び、返事は返ってこなかった。

私は急いで湯をあがり、浴衣を召し、風呂の通気口へ言った。

そこには、葉月が、いなかった。

嫌な冗談だと思い、台所や、葉月の寝床へ向かったが、葉月はどこにもいなかった。
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