【続】清華魔法学園〜未来選択編〜












「お前たちぃー!!!またサボってるな!!しっかり働け若い男ぉぉぉぉ!!!」







休んでいる俺たちの元へ聞き慣れた声の主が怒りながら声をかける。






この声は……







「やぁ、田吾作?元気に田吾作やってる?」





「相も変わらず失礼な奴だな!!僕の名前はそんなもっさりした名前じゃあない!!」







いつもの調子でノエルを悠がからかえばノエルもいつもの調子で悠に対して怒り狂う。






いくつになっても変わらないありふれた光景だ。








「原因不明の大災害で人類は今、歴史上稀に見る大混乱期なんだぞ!!少しでも早く復興して落ち着かないとだな…」






そう、優秀な魔法使いだった者以外の認識はこれは大災害の跡。





誰も玖音の魔法のせいだったことも知らないし、ましてや自分たちが偽りの世界で半年ほど生きていたことも覚えていない。












< 232 / 255 >

この作品をシェア

pagetop