君がいなくなって
「必要な物があったら遠慮なく言って」

翌日。

夜遅く、総一さんのマンションに私は少しの荷物と共に到着した。

「洋服はここに」

どうやら。

昨日のうちにクローゼットやら色々片付けていたらしくて私の洋服が収納出来るようになっていた。

「ありがとうございます」

総一さんは笑って

「それと、敬語はいいから。普通に話して」



この日を境に、私は総一さんに敬語を使わなくなり、更に呼び方も『真由』『そーちゃん』という風に変わった。
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