罪な男



綺麗な寝顔。


その唇をなぞりながら


私からキスをしてみた。


「好きです。先輩。」


だからもう辛いんです。


今日で最後にしようと決心した。


自分の携帯で先輩の電話番号を着信拒否に設定する。



いつもこの時間だと泊まっていくけど

今日はもう帰ろう。


先輩が起きている時にサヨナラなんて
きっと言えないから。



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