君から最後の恋文 〜love-letter~


観覧車を降りると、さっきより暗くなっていた。


街はイルミネーションで光っていて。



キラキラ、いろんな色があって。


いろんな所から聖なる歌が聞こえる。





「恋文」



大きなツリーの前で恋文を呼び止める。

「なぁに?」




そう微笑み振り返る恋文が消えそうで


そっと、抱き寄せた。


ぎゅぅぅっと力強く抱きしめると
恋文も腕を回してくれる。

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