雨と桃
その可愛らしくて甘い声を聞いたとき胸が少し熱くなった

「こっちこそごめん。怪我ない?」

少しトクトクと脈を打っている心臓に疑問を浮かべながら聞き返す

ぶつかってきた少女はふにゃっと微笑んで「ありがとう!大丈夫です それじゃあ教室に行くね。」と少女は伝えてきた

パタパタと音を立てながら少女は走り去って行った

雨音は少女の微笑みを見た瞬間これは恋だと確信してしまった
さっきまでトクトクといっていただけだった心臓は今はバクバク飛び出してくるのではないかというほど大きくなっている
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