黒桜~サヨナラの前に~
……待って。瑠璃南、あんたはいったい何をする気なの?
あいつらがこっちに来るなかで、何をしたいの?
「いっ、いやぁぁあっ!!」
「っ!」
耳に響く甲高い声。思わず耳を塞いだ。
「瑠璃南っ!」
「ふぇぇ……!みんなぁ、舞娜っちゃん、がねぇ、ヒック……姫、やめろってぇ………!」
しゃがみこんで、うつむいている。
役者顔負けってぐらいの上手な泣き真似をしている。
「瑠璃南、大丈夫だよ!落ち着いて!」
優良が瑠璃南に喋りかけているなか、洋と孝、剣磨があたしを睨んでくる。
「……お前、今更俺らに関わってくんじゃねぇよ。」
低い声であたしを黙らせる。
でも、大丈夫……。あたしは、強いから。こんな奴等に恐れる必要は無い。
「……あたしは自分からあんた達に関わろうって思ってるわけじゃないよ。……瑠璃南があたしを巻き込んでるの。」
「はぁ……?………てめぇ、勝手なこと言ってんじゃねぇよ!」