【完】僕達のレンアイ事情
「暇すぎる」
紗奈がこなくなってから毎日が暇で仕方ない。
「暇なら買い物行ってきてよ」
俺の言葉が聞こえたらしい母さんにエコバッグを渡される。
「めんどくせぇ」
「いいからいく!」
母さんが俺を玄関に追いやる。
「はいはい」
「バッグに財布と買うもののメモ入ってるからー」
「へーい」
軽く返事をしてドアを開ける。
毎日このドアを開けるたびに反対側も開かないかと切に願ってしまう。
扉のひとつ向こうは紗奈がいるところなのに。
俺は一度本気で好きになるとなかなか諦められないらしい。
んなのやしなの時から分かってたことだけど。
「あっ…」
エレベーターが開いたと思ったら中から紗奈が出てくる。
「竜二…」
紗奈も気まずそうな顔になる。
エレベーターパターンを一度も考えてなかったバカな俺は予想外の出来事に頭がパンクしそうになる。
会ったら言おう。
そう考えてたこともまったく頭にはない。
紗奈がこなくなってから毎日が暇で仕方ない。
「暇なら買い物行ってきてよ」
俺の言葉が聞こえたらしい母さんにエコバッグを渡される。
「めんどくせぇ」
「いいからいく!」
母さんが俺を玄関に追いやる。
「はいはい」
「バッグに財布と買うもののメモ入ってるからー」
「へーい」
軽く返事をしてドアを開ける。
毎日このドアを開けるたびに反対側も開かないかと切に願ってしまう。
扉のひとつ向こうは紗奈がいるところなのに。
俺は一度本気で好きになるとなかなか諦められないらしい。
んなのやしなの時から分かってたことだけど。
「あっ…」
エレベーターが開いたと思ったら中から紗奈が出てくる。
「竜二…」
紗奈も気まずそうな顔になる。
エレベーターパターンを一度も考えてなかったバカな俺は予想外の出来事に頭がパンクしそうになる。
会ったら言おう。
そう考えてたこともまったく頭にはない。