二人の距離15cm
結局2時間ぶっ続けでサボってしまった。
考えても考えても結論なんか出なかった。
芽衣ちゃんに謝らなきゃ。
ガラッとまた誰かが入ってくる音がした。
「華…いるでしょ?」
芽衣ちゃん…。
「華ごめんなさい。怒ってるよね。友達でも言っていいことと悪いことあった。」
「芽衣ちゃん…」
カーテンを開けて芽衣ちゃんと向き合う。
「でも、やっぱり華は分からずやだよ。華自分で気づいてないけど、本当はすっごく可愛いし、いい子だし、聞き上手だし、気配り上手だしこんな女の子世界中探してもいないよ?」
「へ?」
「華があの先輩諦められないなら応援する。だから華も約束してほしい。後悔無いようにするために華も変わるって」
「芽衣ちゃん…私もう分かんないの」