永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
絞り出すような声が聞こえた。



「なによ!前は話しかけるなって言ったくせに、今度話しかけなかったらそんな風に言われるわけ⁉︎意味わかんない!」


バシッ



「いっ……て」


机に置いてあった日誌を
思いっきり投げつけられ
腕が痛む。



「あたし……どうしたらいいの?」


目の前には涙をぽろぽろ流し、化粧がとれてしまっている菅田の姿。


俺、何がしたいんだ?
嫌いなのか?好きなのか?


泣きながら教室を出ようする菅田。


そして、化粧が半分とれた
状態を見てしまった。


「待てよ!」


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