湖都子のポエム7

飛び込んでみよう……か……


どうして……あなたはそんなに優しいの?
どんな時でも想ってくれるの?
期待していいの?

あなたは私自身を見てくれる

過去のことを思い出して
殻に閉じこもりそうな私を呼ぶ人がいる
あなたに飛びこんでみようか……

届かないと思っていたあなたとの未来に……
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未来に期待していなかった。

いつも通りの日常……特別なことはないけど、あなたがいてくれるだけで、特別になるの。それだけでも嬉しかったの……

今まで生きてきて、諦めることばかりだった。急に穏やかな日々が訪れるわけじゃない。

あなたは、照れくさそうに笑って……
「家族になろうよ」って、言ってくれた。
たった1人になってしまった私に家族ができるんだ。
とめどなく……涙がこぼれた。

「あのね……私も話さなきゃいけないことがあるの……」
「え……」
「あのね……もう1人……家族増える……の……」
「赤ちゃん……?」
「うん……最近ちょっと調子悪くて、病院行ったら、3カ月だって……」
「なんでもっと早く言わないんだよ……」
「だって……釣り合わないと思って……」
「あのさ、最近ちょっと変だったのは……そのせい?」
「……うん……」
優しく笑った。こんな嬉しそうな顔を見れるなら、もっと早く言えばよかった……
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